くらし・社会

【連載】HSP「とびきり繊細な人」わたしもその中のひとり~その4

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こんにちは、naoです。

HSP(繊細さん)の記事も連載4回目となりました。今回も前回に引き続きHSPあるあるについて語ってまいります。

もしかしたらあなたの身近にいらっしゃるかもしれない、HSPの人との付き合い方をぜひ知っていただけたら嬉しいです。

過去の連載はこちら

1.HSPあるあるその4「音や光が苦手」

HSPの人は刺激を人一倍強く感じるがゆえに、外的刺激も人一倍苦手。

サイレンをはじめとする大きい音や「カーテンを急に開けたら眩しい光が入ってきた」など、日常生活のちょっとした刺激ですら不快感を覚えることがあります。

私は夜中、喉が渇いて目が覚めても、水を取りに行くことができません。

目を開けたら、多少なりとも光が入り、さらに電気をつけなければならず、追い討ちで冷蔵庫を開けたらまた光が差し込みます。

その光を見たら最後。絶対に二度寝は不可能です。

なぜか胸がざわつき、突拍子もなく過去のマイナスな思い出を思い出したり、やり残した仕事や課題が気になって仕方なくなったり。

とにかく色々な考えが流れ星のように降っては消え、降っては消え、とんでもなく疲れてしまうのです。

どうしても水を飲むことが我慢できないときは、目をつぶったまま、冷蔵庫まで向かうという、微々たる抵抗をする始末です。

2.HSPあるあるその5「辛い情報にひっぱられる」

HSPはニュース番組で流れる災害や事件の報道が苦手です。

大雨で流された家、地震で崩壊した街、大規模火災で逃げ惑う人々……。人の死や事故現場。

一度観たら、暫くは引きずります。

これぞ“脳裏に焼き付く”です。

このような映像は、HSPにとって刺激が強すぎるものです。

映像の向こうにいる人々の苦しみを想像し、自分も辛くなってしまいます。同じ理由で、辛い映画やドラマも苦手です。

私が中でも一番苦手なのはテレビでの緊急速報の悲しいニュースです。

突然、私にとっては不快な音が流れ、全く関係のないバラエティ番組等の上に悲報が活字で現れるあの瞬間。

今、こうして想像しながら活字にしているだけで胸が苦しくて頭痛がします。

そのくらい大嫌いです。

恐怖と悲観以外の何者でもありません。

ちなみに、テレビの放送事故でたまに突然、穏やかな画像とクラッシックのみが流れ、事故修復の待機画面になってしまうのも苦手です。

穏やかな画像だし、クラッシックだし心かき乱される要因はないのでしょうが、何故か私には恐怖に感じてしまうのです。

これも外的刺激からなのか、単なる場面転換が苦手なのかは闇の中ですが。

3.HSPあるあるその6「ガラスのメンタル」

敏感さゆえにHSPは傷つきやすく、「生きづらさ」を感じている人が多いかもしれません。私もその中の一人です。

大抵の人ならそこまで気にしないような言葉や態度、状況に何日も悩み続けてしまいます。

喜怒哀楽の感情反応も異常に強く、感情を表に出さないようにはしているものの、心の中では感情が高ぶっていることが多いです。

感情が抑えきれず、きっとこころの声がだだ漏れしているときもたくさんあると思います、、、。

一般的な基準よりも思考が複雑で、深慮の上で行動するのがHSP。

だからこそ、一つの言葉、表情、目線、空気感だけでも物事を深く掘り下げて考えます。

顔色や様子だけでなく、体温やすれちがったときの風圧の強さ、足音や荷物の持ち方まですべて感じています。

そしてそれらを深読みし、前後の背景を照合し、瞬時に感覚と記憶を結びつけ、その結果がマイナスであると判断すると深く落ち込みます。

自分の中では単なる気にしすぎだけでは消化できません。

なぜなら、どうしたものか、大抵その結果は当たっているからです。

また、お世辞にすぐに気付いたり、気を遣われていることにもおおよそ気づきます。

相手からしたら慰めようも無いかもしれません。申し訳ないです。

気を遣われてしまうこと、悩んでいることにより、空気を重くしてしまうことは、さらに私の気持ちを押し潰します。

なので、なるべく悩んでいることは悟られたくない。

よって、しばし雲隠れ(笑)

ガラスのメンタル。

割れてしまったガラスは、雲隠れという一人の時間で修復する他ありません。それが一番、気持ちが楽な修復法。

もし私がふっと雲隠れしていたら、「あ、ガラスが割れたな」と思っていてください。

姿を再度表したときは、修復していますのでご安心ください!

4.HSPあるあるその7「謎の臭覚、謎の味覚」

コーヒー、紅茶、お茶、、、。味が嫌いな訳ではない。最初は好きだったはず。

当連載の第1回でも触れましたが、年々だめになるカフェイン。

美味しい美味しくないの問題ではありません。

味わう以前に、私の場合は、香りがだめなんです。

HSPは、味わいがだめな方が多いようですが、私はその前段階から、、、。

体調が芳しくないときは、想像するだけで匂いが鼻につく感覚がし、頭痛や吐き気を伴うくらいになってしまいます。

おもてなしの一つとしてお茶を出してくださると、本当に嬉しいです。

ステキなカフェやイベントで美味しいスイーツに紅茶やコーヒー!

最高です!大好きなんです。

なのに、体の感覚は真逆に働いてしまう。

私と面識のある方の殆どはご存知ないと思います(笑)。軽いカミングアウトです、カフェインが苦手な現実。

ただ、カフェインのある暮らしはとっても好きです。

私以外の家族はみんな好きなので、購入もしています。

ああ、歯がゆい。なぜ、、、。

カフェインには中枢神経を刺激する作用があり、刺激が過剰になると、心拍数の増加や不安感、不眠をもたらすといわれています。

HSPは刺激に敏感なため、カフェインの作用を人一倍感じやすいのかもしれません、、、。

ちなみに、カフェイン以外でも喫煙者が吐く煙や、身体や服に付いたタバコの臭い、食品添加物への反応も過度に反応してしまいます。

塩素系洗剤も、即ノックアウト。半日は再起不能です。

常に頭痛、動悸、めまい、吐き気との闘いです。

食べ物に至っては、好き嫌いもアレルギーもなく至って健康!良好!食べること大好き!!

にも関わらず、反比例する臭覚に結構、困っています。

4.HSPあるある 極めつけは?

多くのHSPは自己肯定感が低いと言われています。理由としては、感受性の強さをHSPではない人と比較され、

「人見知り」
「繊細すぎる」
「神経質」
「メンタルが弱い」

などと言われた経験から、劣等感を覚えるようになったことが挙げられます。

私も、自己肯定感が低い傾向にあります。

だからこそ、未来ある子ども達の自己肯定感が下がるような社会や生活は断固として変えていきたいと思っています。

例えば、会社や学校の中で、ほかの人が怒られている場面を見ると、自分が怒られているように感じて心が疲れてしまいます。疲れるというよりガッカリしてしまうんです。

私みたいにならないで。自信を持って大人になって欲しい。

本当はとっても優しくて、穏やかな子が、誤解されてしまっていたり、悪い子だとレッテルを貼られてしまっている事を知ると、居てもたってもいられません。

私は理解してると伝えたい!

優しくて穏やかな子だとみんなにもわかってもらいたい!!

とにかく、この子の自己肯定感を下げてはならない!!

頭の中はそのことでいっぱいに。

自分が自己肯定感が低いだけに、やたら自己肯定感にこだわってしまうのです。

誤解されたままの子の気持ちを思うと、辛くて悲しくて仕方なく、、、とにかく悶々としてしまいます。

悶々としながら、家事や仕事をし、疲れ果て、何もかもが中途半端になり、自己嫌悪。 これが己の自己肯定感を下げる要因なのでしょう。

自分の身の回りのことだけ考えればいい。人のことまで心配したり、前進させようとしなくてもいい。

人の自己肯定感うんぬんより自分の自己肯定感を上げなさい。

よく言われます。私も分かっています。が、そんなことは出来ないのが私。

きっとこれは死ぬまで続くループなのです。

このループとうまく付き合っていかなければ。でも付き合っていけるかな?それをまた心配し、深く考え、試行錯誤し、HSPのループがまた始まる。

ああ、自己肯定感が下がっていく、、、。きりがないです(笑)

次回へ続く

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