事業者インタビュー

カラーマーケティングで集客力を高める満月まいさん|事業者インタビューvol.5

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食べ物を見て「美味しそう」、お店の装飾を見て「素敵だな」…。私たちが初めて目にするものや、人の印象は何が決めているのでしょうか?

「人は見た目が〇割」という言葉を聞いたことがあると思いますが、その見た目を決めているのが色です。

何気なく選んでいる色はあなた自身の印象となり、体や心のバランスを整えてくれます。そんな色の力を多方面から教えてくれるのが「色の専門家」です。

この記事では、その色の専門家である満月まいさん(以下、満月さん)を特集します。

1.色の専門家、満月まいさん

「カラーMステーション」を主宰する満月さんは、20年以上の講師歴を持つカラーコンサルタントです。

色彩学の知識を生かし、バランスの取れた配色や個人に合わせた色の使い方を伝えています。これまでに、国内外で数多くの講座や講演、イベント出展で、講師として、カラーコンサルタントとして活動されてきました。

周りを見回すと、実にさまざまな色が使われていることに気がつきます。満月まいさんは、「日常に色を生かす」をテーマに、外面(似合う色)と内面(コミュニケーションツールと癒し)の両側から色の魅力を発信しています。

2.花を楽しむための色から見た目の色へ

フラワーコーディネーターとして活動していた満月さんは、フレッシュフラワーに対する癒しとリフレッシュとしての効果を感じていました。

実際に、満月さん自身が体調を崩したときにもお花が回復の助けとなったことを実感したそうです。

お花を楽しむ中で、満月さんは花の持つ色に意味があることに気がつきます。

色彩学に興味を持ってからは、色彩検定やカラーコーディネイト検定など、多くの色に関する知識を身につけてきました。 

その後、満月さんは色彩学をより生活に役立てたいと、「パーソナルカラー(=似合う色)」を2か所で学びました。

パーソナルカラーとは、人の顔まわりの色の特徴で4タイプに分けて、それぞれに似合う色をあてはめるという考え方です。

パーソナルカラーでタイプが分かれば、自分に調和した色を身につけられます。その結果、外からの印象(=外面)を上げることができます。

満月さんは、外面の色の生かし方を知り、色の可能性をさらに追及していくようになります。

3.自己分析でわかる内面を整える色

3-1.イギリス式セラピーから始まる内側の色

「21世紀は癒しの時代が来る」と感じた満月さんは、色にある癒し=セラピーとしての要素を見出し、イギリス式カラーセラピーシステム「オーラソーマ」を学びました。

オーラソーマとは、色彩の心理効果を使ったカウンセリングツールの1つです。

選ぶ色で自分の心(=内側)の状態が分かり、今必要な色も分かります。そこで、色が気持ちを整えるツールになると知りました。

そして、色で自分のことが分かれば、他人も分かる=「コミュニケーションツール」にもなり得ることに気がつきます。

外側と内側の、両方にアプローチする色の価値を広めていきたい!すっかり色の世界に惹きこまれた満月さんは、「人生を色とともに生きよう」と、色を仕事にすることを決めたのです。

3-2.色を仕事にする資格取得「カラーグラム」

満月さんは、内側の色(=色彩の心理)を活用した「カラーグラム資格取得講座」を提供しています。

カラーグラムとは、ただ色を選ぶだけではありません。色を平面でなく立体としてとらえ、心の向くように配置する、新しいスタイルのカラーコンサルテーションです。

このカラーグラムは、才能や可能性を追求する「自分発見ツール」として人気を集めています。カラーグラムのプログラムは、お試し体験やオンラインでのコンサルテーション、そして資格取得講座まで幅広く展開しています。

4.自分の体は自分で治す~色を生かしたセルフケア

満月さんご自身でも実践されているのが、セルフケアです。セルフケアとは、自分で自分を治すメソッドのこと。

満月さんのセルフケアは、「レイキヒーリング」や「心体バランス調整(セッション)」などの講座で体験することができます。また、パワーストーンなど、専門としている色の要素も講座に取り入れているそうです。

フリーランスとして仕事をする人にとって、体調管理は欠かせません。「私はセルフケアなしでは仕事ができません。」と語る満月さん。

病気で思うように体が動かせず、仕事ができなかった経験から健康体を保つことの大切さを身にしみて感じたそうです。いつもエネルギーにあふれる満月さんのパワーの源は、セルフケアにあるのかもしれません。

5.ビジネスにつかえるカラーマーケティングの世界

 

カラーマーケティングという言葉をご存じでしょうか?

色は社会活動(=ビジネス)の中でも効果を発揮します。カラーマーケティングとは、色の持つ効果で集客を上げることです。売りたい商品の価値を知ってもらい購入につなげるためのテクニックとも言えます。

私たちは商品を選ぶときに、第一印象で欲しいかどうかをある程度判断します。

人の場合は着る服や持ち物の色が相手への印象を左右します。

たとえば、スーツやネクタイ、かばんや靴の色。お店であれば看板や調度品、テーブルや食器の色。また、ネット販売であればWEBサイトの色が該当します。

色には多くの人が共通して抱くイメージがあります。「色のイメージを統一させれば、相手の記憶に残りやすくなります。その結果、購買率を上げることにつながります」と満月さんは教えてくれました。

さらに、相手に「どんな印象を受けてもらいたいか」という視点も必要だそうです。その印象に合った色を商品に使い、ターゲット(=お客さま)に伝えることが、マーケティングとしての色の活用になるのでしょう。 

似合う色の一歩先には、相手にどう見られたいかの色選び、さらに、商品価値として認められるかの色選び。カラーコンサルタントの満月さんは、個人で楽しむ色から、「売れる色彩学=カラーマーケティング」として、ビジネスの後押しをする色まで、あらゆる側面から色の力を発信しているのです。

6.誰でもわかる伝わる色へ

6-1.ユニバーサルデザインとしての色

「私の当たり前はあなたの当たり前ではない」と満月さんは語ります。

病気をしたとき、目が見えなくなった経験から「色のバリアフリー」を意識するようになりました。たとえば、目印の押しボタン、標識、チラシやポスターなど…。身近な装飾を思い浮かべてみてください。注意を引きたい物のデザインは、「誰にでも」伝わるものでしょうか?

満月さんは、体の一部が不自由でも伝わるバリアフリーとしての色=「ユニバーサルデザイン」が今後必要になると考えています。

誰でも分かる色が広まれば、世の中のささいな不便さが解決されるでしょう。色は私たちの暮らしにも大きく関わっているのです。

6-2.声で伝える色

満月さんは地域メディア「ラジオ川越」で、定期的にラジオパーソナリティをつとめています。番組では、時期に合わせたテーマで色を生活に役立てるヒントを伝えています。

「短い時間の中で、声で私の思う色のイメージを、聴く人に100%伝わるようにしたい」。と語る満月さん。満月さんは、声を通して広く地域に色の魅力を知ってほしいと考えています。

溌剌として、耳に心地よくなじむ声は満月さんの魅力のひとつです。地域に響く満月さんの声から毎日の生活に色のエッセンスを取り入れられるような気がします。

7.おわりにーー

カラーコンサルタントとしての満月さんの活動テーマは主に3つあり、それは「ヘルス(セルフケア=健康)」「デザイン(外側の色…見た目や印象)」「マインド(内側の色…モチベーション、幸せ、癒し)」です。

色はさまざまな効果を持ち、私たちの生活や仕事の質を上げてくれます。満月さんはそんな色のしくみや可能性を広く社会に伝え続けています。

あなたも無意識に目が止まり、手が伸びる「その色」を意識してみてください。そして、満月さんの奥深い色の世界に触れれば、日常に色を生かすことができ、自分の向かいたい道も分かるようになるでしょう。

あなた自身をさらに彩り、心身ともに豊かにする色の世界への扉を開けてみませんか?

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