ご縁のおうち

【子育て支援】子どもとママの心の健康を守る「ご縁のおうち」の想い

  • LINEで送る

こんな場所があったらいいな…という子どもを思う気持ちから生まれた埼玉県坂戸市の子育て支援の協働事業「ご縁のおうち」。

この記事では、「ご縁のおうち」の立ち上げメンバーである平井ゆかりさんに、当事業への想いを伺いました。

子育て支援への想い

ーー「ご縁のおうち」を立ち上げるにあたっての経緯や想いをお聞かせください。

平井さん:幼少期はもちろん、子どもの発達期・成長期の記憶や体験は、大人になったときの基本的な思考につながります。

特に心の健康(メンタル)は大きな影響があると思うんですね。実際に、子どもの頃にいじめや虐待を受けた方々は、大人になってからも精神疾患やコンプレックスを抱えているケースが目立ちます。

なので、予防医療の観点からも心の拠り所(居場所)が大切だと思って「ご縁のおうち」を立ち上げました。

私は自分の子どもはもちろん、世の中の子どもたちには、自己表現を自由にできるようになってもらいたいと思っています。

大人の皆さんもそうだと思いますが、本や動画で勉強することが得意!という人もいれば、クリエイティブなことや体を動かすことが得意な人もいます。勉強や運動ではなく、何もせずに穏やかに過ごすことが好きな人もいます。

だから学校に行っても行かなくてもいいし、学校に行かないという選択をしてそれを宣言できるって、本当にすごいことなんですね。たとえば、不登校の子どもなら、その宣言ができた自分を褒めてほしいという思いがあるはず。

そして、親御さまや地域の皆さんもそういう発言を認める環境こそ必要ではないでしょうか。

学校は広く浅く、興味のあることもないことも経験できる同世代と関われる場所です。もちろん、それは教育の機会があるという意味では良いことだと思います。

ただ、自分の置かれた環境が、自分らしくいることができないとか息苦しいと思うなら、そこから離れるもの1つの選択肢です。

精神安定剤や睡眠薬など、薬を飲みながら社会に適応していく方もいらっしゃいますが、薬を飲まないと学校が適応させてくれないような環境であれば、それはその人にとって良い環境ではありません。

とはいえ、学校行かないという選択をして、家で過ごすだけでは大人の階段を登れなくなってしまう恐れもあります。

私たち人間の体は、日中、日の光を浴び、風を感じながら活動することで、夜は自然と眠くなります。なので、そうした自然に合わせた生活リズムで、好きなことを見つけて、同じような感覚の人とつながる場所。

そんな場所が、学校に行けない、行きづらい子どもには必要なんです。また、子どもだけでなく、子育てに悩んだり、疲れたりしているママにも居場所があるべきだと思います。

だから、ママにも自分の世界を楽しんで欲しいですね。子どもはママの笑顔と幸せを望んでいて、ママを助けるために勇気を出して生まれてきてくれた本当に大切な存在です。

ママは子どものためと思って、色々お世話しがちだけれど、実はそこまでしなくてもいいときもあります。頭でわかっていても、お互いの想いが強くて行動できない。それがきっと親子のコミュニケーションが上手くいかない原因なのかもしれません。

でもそんなときは、日常からちょっと離れたり、お互いに共感できる人たちで癒やされたりできる環境を私たちは整えています。

こどもCafeは水曜日、子ども一人でも、ママと来てもOK!

ママCafeは土曜日、ママ一人でも、子ども来てもOK!(前回のママCafeの様子はこちらの→記事をご覧ください)

もちろん、学校に行けない・行きづらいという子どもたち以外の方が遊びに来てくれるのも歓迎です。

とにかく気晴らしができて、ご縁がつながる場所として利用していただけたらいいなと。明るく楽しく、心地よい仲間に出逢える居場所づくりを心がけています。

こどもCafeの様子

2024年8月28日のこどもCafeの様子です(ご縁のおうちのインスタグラムより)。

利用者さまからは、以下のような嬉しいコメントもいただいております。

「ご縁のおうち」は、学校に通えない子どもたちや親御さんにとって、大切な居場所です。社会とのつながりを感じながら、一人ひとりが自分のペースで成長できる場所として、私たちは皆さんを応援しています。

一人で抱え込まず、一緒に支え合う場所としてぜひ「ご縁のおうち」を活用してください。

ご縁のおうちのInstagramは以下をクリック(タップ)
↓ ↓ ↓

ご縁のおうち

コメントを残す

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください