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ハンドメイドの可能性は?イベント主催者と作家が知るべき5つのポイント

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ハンドメイド市場は、一見すると飽和状態と感じる方がいるかもしれません。しかし、この市場には未だ探求されていない多くの可能性が広がっています。この記事では、ハンドメイドイベントを主催する側とハンドメイド作品を制作をする側、それぞれに必要なポイントと具体的な事例を紹介します。

▼目次

1.ハンドメイド作品の市場規模と消費者の動向

ハンドメイド作品の市場は、一般的には成長していると言えますが、その成長は地域やジャンルによって異なります。ただオンラインプラットフォーム(例:Etsy、Minne、Creemaなど)の普及により、作家が自分の作品を広く販売する機会は格段に増えています。

消費者の動向としては、以下のような動きが中心です。

個性を求める:市販品に飽きた消費者が個性的なハンドメイド作品に興味を持っています。
エシカル消費:環境や労働条件に配慮した商品を求める消費者が増えています。
ローカリズム:地域性や文化を重視する消費者が増え、地域限定のハンドメイド作品も人気です。

2.ハンドメイド作家・イベントは稼げる?

現在、毎週のようにどこかで開催されているハンドメイドイベントですが、これからイベントを主催したり、作家として作品を生み出したりする場合、どのくらいの成長が見込めるのでしょうか。

実際、ハンドメイドは多くの作家で飽和状態にあるとも言われています。しかし、特定のニッチな分野で高品質な作品を提供することで、ファンは確実に増えるでしょう。

とりわけマーケティングは非常に重要です。作品のクオリティだけでなく、ターゲット層を特定して宣伝活動をすることで売上UPにつながります。

口コミも大きく影響します。購入してくださった方のレビューを集めて、改善点を見つけるようにしましょう。

これらはイベント主催側、作家側のどちらか一方だけでなく、お互いの立場を理解することでハンドメイド市場は盛り上がります。

稼げるハンドメイド作家の具体例
事例1:ある作家は、Instagramでのフォロワーを増やすために、作品の制作過程をライブ配信。これにより、作品への興味を高め、販売数を増加させました。

事例2:別の作家は、地域のフリーマーケットで販売を始め、その後オンラインショップを開設。地域での知名度をオンラインにつなげ、販売チャネルを拡大しました。

このように、ハンドメイド作品の市場は競争が激しくなっていますが、適切な戦略と努力によって成功するチャンスは十分にあります。

3.ハンドメイドイベントの主催者が意識すべき3つのこと

ハンドメイドイベントを主催するときは、次のような意識を持って取り組むことで、イベントが盛り上がります。

ターゲットオーディエンスの明確化
ポイント:イベントが成功するためには、誰を対象にするのかを明確にする必要があります。
事例:ロハスフェスタのようなイベントは、エコフレンドリーな商品を求める方々をターゲットに設定し、成功を収めました。

ユニークなテーマ性
ポイント:他のイベントと差別化を図るためには、ユニークなテーマやコンセプトが必要です。
事例:過去に行われた「アートと環境」をテーマにしたイベントでは、作品販売だけでなく、環境保護に関するワークショップも開催されました。

効果的なプロモーション
ポイント:SNSや地元メディアを活用して、イベントの認知度を高めましょう。
事例:Instagram(インスタ)でのカウントダウン投稿や、参加作家の作品紹介が話題を呼び、来場者数を増やすコツです。

4.ハンドメイド作品の制作で意識すべき3つのこと

ハンドメイド作品を制作するにあたっては、次のような意識を持って取り組むことが大切です。

市場調査とニッチの発見
ポイント:何が売れているのか、どのようなニーズがあるのかを理解することが重要です。
事例:「エコストロー」を作る作家は、プラスチック廃棄問題に対する需要を捉え、成功を収めました。

品質とオリジナリティ
ポイント:高品質かつオリジナルな作品を作ることで、リピーターを増やすことができます。
事例:手織りのバッグを販売する作家は、独自のデザインと高品質な素材で評価を高めました。

マーケティングとブランディング
ポイント:作品だけでなく、自分自身やブランドをしっかりとマーケティングすることが成功の鍵です。
事例:SNSでの定期的な作品紹介やストーリーの共有によって、フォロワーとのコミュニケーションを増やしました。

5.売れるハンドメイドはマーケティングが9割

人気のあるハンドメイド作家さんはどのようにPR活動をされているのでしょうか。オリジナル作品かつイベントでの丁寧な接客など、技術と人柄はもちろんですが、売れるハンドメイド作家さんはマーケティングに力を入れています。

※マーケティングという言葉を意識せずに、自然と行動している方も多くいらっしゃいます。

ここでは、マーケティングの中でもInstagram(インスタ)の投稿内容(時系列での宣伝)について事例を紹介します。

投稿事例1: イベント告知
🎉 大注目のハンドメイドイベントが近づいています! 🎉
🗓️ 日程:2023年9月15日
📍 場所:〇〇〇〇(イベント会場名)
⏰ 時間:10:00 – 17:00

🎨 独創的な作品からエコフレンドリーなアイテムまで、多彩な作家が集まります!
🍔 フードトラックも出店!
🎵 ライブパフォーマンスあり!

👉 詳細はプロフィールのリンクから!

#ハンドメイドイベント #アート #クラフト #地元イベント #手作り #エコフレンドリー

投稿事例2: 参加作家紹介
✨ 作家スポットライト:〇〇〇〇(作家さんのお名前) ✨
🖌️ 作品ジャンル:〇〇〇〇(ジャンル)
🌟 特徴:〇〇〇〇(作品の特徴やスタイルの説明)

📸 スワイプして作品をチェック!
👉 詳細はプロフィールのリンクから!

#ハンドメイド #アーティスト紹介 #クリエイティブ #作家スポットライト

投稿事例3: カウントダウン
🕒 あと3日で〇〇〇〇(イベント名)が開催されます! 🕒
🎁 当日は抽選で素敵なギフトも!
👫 友達や家族を誘って、素敵な一日を過ごしましょう!

👉 詳細はプロフィールのリンクから!

#カウントダウン #ハンドメイドイベント #楽しみ

これらの投稿文は、イベントの認知度を高めるために重要な要素(日程、場所、参加作家、特典など)を網羅しています。またハッシュタグも効果的に使用して、より多くの人々に内容が届くように工夫しています。

こうしたSNS(インスタ)投稿を日々繰り返し行うことが、マーケティングの最適化であり、ファンが増えて売り上げにつながるのです。

6.人気のあるローカルイベント〜埼玉県のハンドメイド事例

イベントを主催する側、ハンドメイド作品を提供する側、ともに理想のイベントとはどのような場なのでしょうか。ここでは埼玉県内で行われている人気のローカルイベントを5つご紹介します。

らららマーケット

大手ホームセンターカインズの敷地内で定期的に開催されるハンドメイドイベントです。鶴ヶ島店をはじめ、浦和美園店や北本店で開催しています。

雅市

「作り手さんの想いとあなたの感性が出会う」をコンセプトに世界に一つだけの作品が手に入る鶴ヶ島市のハンドメイドイベント。地域交流のために活動する主催者の思いやりが感じられるイベントです。

きたもと朝市

毎月第3金曜日に北本市役所みどりの広場前(庁舎ホール横)通路にて「きたもと朝市」が開催されます。
新鮮野菜や銘菓・名物・名品などの販売に加え、キッチンカ-出店もあります。(北本市ホームページより引用)

清流青空マーケット

日高市清流で定期的に行われるイベントで、ユニークな出店者が集まり、多くの来場者でにぎわいます。

ハッピーガーデンマーケット

吉見町のカフェの協力により開催しているハンドメイドイベントです。最近では芸人さんとのコラボするなど、地域のイベントとして人気上昇中。

7.まとめ

ハンドメイドの世界は、多くの可能性とチャンスにあふれています。ただイベント主催者も作品を制作をする方も、戦略的なアプローチと独自性が求められます。

この記事で紹介したポイントと事例を参考に、ハンドメイド市場で成功を収めるための第一歩を踏み出しましょう。

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