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お金を儲けたいなら絶対に知るべき投資とギャンブルの決定的な違い

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株は投資で、競馬やパチンコはギャンブル。あなたはそんなふうに考えていないだろうか?でもその考えは間違っている。

投資とギャンブルはそのツールで括るものではなく、戦略的に行動するかどうかで決まる。

この記事では、長引く不況の中で、僕たちの大切なお金を守るためにも投資とギャンブルの違いを詳しく解説する。

▼目次

1.日本人に投資をする人が少ない理由

僕たち日本人は「投資=ギャンブル」と考えている人が少なくない。なぜか?

サスペンスドラマで犯人を脅して殺される人物を想像してみてほしい。被害者は株や競馬・パチンコによる借金があったという設定になっていることがよくある。

つまり、僕たちは「お金を賭けること=ギャンブル」と刷り込まれているのだ。

また、お金は「汗水垂らして、時間をかけて働くことで稼ぐもの」と、子どもの頃から教わってきた。そのため、投資もギャンブルも楽をしてお金を手にすることだから「悪である」と、思い込まされているのだ。

しかし、少なくとも投資は楽をしてお金を手にできるものではない。楽をして儲かる投資があるなら、それは詐欺だ。

投資に失敗するケースで一番多いのは、誰かの勧誘に乗って、お金を賭ける(預けてしまう)ことだが、それこそギャンブルである。

ではなぜ、投資をすすめて来た人を信用してしまうのだろうか。それがまさに僕たち人間の心理なのだ。

僕たちは脳の前頭前野が働いていない状態、つまり感情で行動しているときは、普段から接している嫌悪感のない人や権威のある人(銀行員や証券マン)の話は正しいと認識しやすい。

これが投資で失敗するメカニズムだ。

では一体、どうすれば投資に成功するのだろうか?またギャンブルはなぜ失敗しやすいのだろうか?

次項ではその答えに迫っていく。

2.投資とギャンブルの決定的な違いはこれ!

 

投資とギャンブルはお金を賭ける以上、共通点こそあるが、大切なのはやはり負けないことだ。それは、たとえ1円であっても損をしたくないというのが本音が根底にある。

しかし、投資もギャンブルも上がり下がりはつきもの。

僕たちは1日先のことはおろか、1秒先のことすら100%予測することはできない。そのため、勝つ日もあれば負ける日もあるはず。

でも、投資とギャンブルは似て非なるものだ。

まずギャンブルの特徴だが、これは1点勝負のようなものである。もちろん、競馬のように複数の組み合わせを当てるものもあるが、1回負けたら、その時点で勝負は終わりだ。

でも投資の場合は1回で終わりにはならない。

なぜなら、時間軸が存在するからだ。

たとえば、どこかの会社の株に投資して、株価が翌日下がったら負けなのかというと、そうではない。投資した日より株価が下がっても、それはあくまで含み損という状態であり、売らなければ負けではない。

つまり、投資には長い時間軸があり、投資したものの価値が下がっても、そこから上がっていくことを見極めれば、お金を殖やすことは十分可能だ。

また投資にはもうひとつ特徴がある。それはポートフォリオの存在だ。

ポートフォリオとは、書類や作品をケースに入れて収納することになぞらえ、投資商品を分散させたものを指す。

投資の引き出しを複数つくり、分散させて投資をしていくのだ。

これはビジネスでも同じことが言える。

トレンドや市場の成長性を考えて複数の収入源を持つ経営をしていくと、一つの商品が売れなくなっても、別の商品が売れれば倒産や廃業リスクを抑えることができる。

話を戻すが、要はポートフォリオによって上がっている銘柄と下がっている銘柄を調整することができるというわけだ。

ただそうは言っても、この方法だと最初に資産をたくさん持っていないと難しいし、すぐに大きな利益が出るわけではない。

そのため、大きな利益を出したい場合は、一つの銘柄(株・外貨・コモディティ・・・)に集中投資することが大切だ。

ただそうすると、一点勝負はギャンブルになってしまうのでは?という疑問が生じる。

そこで重要なのが、信用性の高い予測をすること。

競馬やパチンコなど、ギャンブルをしたことがある人は勝つための予測をした経験があると思う。しかし、投資とギャンブルには決定的に違う点がある。

それは、ギャンブルは信用性の高い予測ができないことだ。

たとえば、コイントスにおいてコインの表裏の確率は2分の1。最初のコイントスで表が出たら、次は裏が出るかというと、その確率はやはり2分の1。つまり、一か八かの大博打である。

ギャンブルは、たとえ負け続けても「いつか〇〇になるだろう」という根拠のない思い込みによってお金を賭け続けるが、結局勝てないのだ。

でも、投資なら経済指標や社会情勢、好決算などの理由で価値が上がる可能性が非常に高い。もちろん、不確実性は消えないが、戦争や災害によって上がる銘柄もあり、ギャンブルよりも高い予測が可能であることは言うまでもない。

なので、目をつけた銘柄を取り巻くあらゆる情報をリサーチし、その予測をもとに低い価格で買って、高い価格で売れば必ず儲かる。

仮に予測が外れて価格が下がっても、再上昇するのを待つ、もしくは下がった価格で再度買えば、最初の買値に戻っただけでも利益が得られる。

3.人に頼らず自分を信じる

 

投資はギャンブルと違って健全なお金儲けだが、頼ってはいけない存在がある。それは、自分以外の他者だ。

銀行や証券マン、その他投資を勧誘する人たちは、あなたにお金を投資してもらうことで生計を立てている。なので、あなたが投資で成功しようが失敗しようが、どうでもいいのだ。

だから人を頼ってはいけないし、人を頼った時点で、それは投資ではなくギャンブルだ。

信じていいのは、あなた自身の知識だけである。

そんなことを言うと、何に投資すれば良いかわからないと思うかも知れない。でもだからこそ、自ら学び、知識を増やしていかなければならない。

つまり、楽して儲かるなんてあり得ないのだ。

それなら投資には手を出さない方が無難と考える人もいるだろう。だが、今も将来も、銀行の預金金利がバブル期のように上がることはおそらくないので、投資をしなければお金は殖えない。

なので、僕たちの大切なお金を守るには、知識を増やして投資をすることだ。

ちなみに、投資は何も直接お金を殖やそうとすることだけじゃない。何かのスキルを身につける自己投資も将来の収入UPにつながる。

頑張っても売れない商品を売り続ける、間違った方法で技術を習得しようとする、これらはギャンブルと同じだ。

どんなときも物事の本質を見極め、無駄な努力(ギャンブル)ではなく意味のある努力(投資)で、僕たちの大切なお金を守っていこう。

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