事業者インタビュー

自己肯定感UPで福祉の現場を明るくしたい!もりかずえさんの熱き想い|事業者インタビューvol.4

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昨今メディアでよく話題となる自己肯定感。ハンデを抱えた方だけでなく、彼(彼女)らを支えるご両親や福祉のお仕事に就いている方々にも効果のあるハートサインダンス®︎は、自己肯定感UPが期待できる手話パフォーマンスです。

この記事では、ハートサインダンス®︎を開発したもーりぃの愛称で親しまれている「一般社団法人にじいろの森」代表のもりかずえさんを特集します。

1.ハートサインダンス誕生秘話

傾聴をはじめ、人の心に寄り添うカウンセリング技術も持ち合わせ、保育や介護といった障害福祉の現場で活躍されているもりさん。

ハートサインダンス®︎は、もりさんが独自に開発したメソッドですが、そこには感動のストーリーがありました。

東日本大震災が起きた2011年、当時は専業主婦だったもりさんは手話の講座に通っていたのですが、そこが手話パフォーマンスの原点とおっしゃいます。

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当時は地域のイベントに出演依頼をして自ら発信していくボランティア活動でした。でも、活動を続ける中で、福祉関連の事業所から施設のスタッフや利用者さまに教えて欲しいとの依頼がきて、そのときはすごくワクワクしましたね。

また大雨でお客様が閑散としたイベントの日も、自宅で手話パフォーマンスの練習をしているときも、いつでも娘さまが笑顔で応援してくれたそうです。もりさん曰く、この時期の活動で覚えた感覚「きっと通じる、伝わる」が後にハートサインダンス®︎というネーミングにつながったとか。

実をいうと、もりさんの娘さまは重度の障害を負っていらっしゃいます。もりさん自身も離婚など、ネガティブな経験が多い人生だったとのこと。

でも、だからこそもりさんは人の気持ちを理解し、寄り添うことができるのでしょう。

・うちの子、学校でなんとなくトラブルが多い気がするけど、もしかして発達に遅れや障がいがあるのではないか?

・子ども向けのダンスや音楽の教室を探しているけど、障がいが重くて受け入れてもらえない。

・手話をはじめ社会貢献活動に興味があるけど、具体的にどうすれば良いかわからない。

・手話を習ってみたいけど、ガチで学ぶ教室は敷居が高く感じる。

・福祉の現場で利用者さまとの関わり方に悩む支援員。

・・・というようなお悩みを抱えているなら、ハートサインダンス®︎は自己肯定感を高めて、心のバリアフリー社会をつくり出すことのできる一つの選択肢になり得ます。

2.ハートサインダンスの効果と現状

では一体、ハートサインダンス®︎は、どのようなパフォーマンスなのでしょうか。

ハートサインダンス®︎は、歌詞の内容を手話で表現しながら音楽に合わせてダンスをするものです。

ハートは心・サインは手話と考えれば “心を伝え合う” もっと言えば「心が通じ合う」パフォーマンスと言えます。

そのため、障がいが重くて自己表現の少ない子どもがたくさん体を動かすようになったり、体が動きすぎるタイプの方が落ち着いたり、そして何よりも意欲が育ち、自身を受け入れ、自信に満ちあふれるようになります。

ここが単なる手話ダンスとの大きな違いであり、自己肯定感が高まる理由です。

また実際に、介護側の人間としてハートサインダンス®︎を実践されている利用者さまを見ていると、これまで見せることのなかった笑顔や自己表現など、たくさんの新たな発見があります。

事実、コロナ禍以前は埼玉県内にある複数の福祉関連の事業所から「ハートサインダンス®︎を教えて欲しい」という依頼があったそうです。

コロナ禍によって利用者さまとの交流が減ってしまったときも、お笑いコンビ、キングコングの西野亮廣さんが手がけて映画化もされた絵本「えんとつ町のプペル」に合わせたハートサインダンス®︎を子どもたちと一緒にライブ配信するなど、もりさんは関わるすべての人に心の花を届けています。

現在、ハートサインダンス®︎の需要は少しずつ回復の兆しを見せているともりさんは言います。

3.心のバリアフリー社会を目指して

ハートサインダンス®︎は単なる運動ではなく、必ず効果があるという揺るぎない信念が、そのネーミングの通りもりさんの心が利用者さまに伝わるのでしょう。

今後は地域に根ざした教室として、ハートサインダンス®︎を赤ちゃんから大人までみんながつながるツールとしても役立てたいとのこと。

福祉の現場はネガティブなイメージを持つ方も少なくない中、ぜひハートサインダンス®︎で業界を丸ごと明るくしてくれたら!と筆者は思います。

それに、もりさんのような活動が全国に広まることで、心のバリアフリー社会が成り立つはず。身の回りのさまざまなモノ・コトが電子化される時代ですが、人と人はやはりリアルでの対面でこそ心が通じ合うものです。

もりさんのような社会に役立つ活動が広がることを期待したいですね。

最後までお読みいただきありがとうございます。

4.最後に一言

kaoleft

こんにちは。一般社団法人にじいろの森代表理事のもりかずえ(もーりぃ)です。

ハートサインダンス®︎というオリジナルの手話ダンスをお伝えする講師になって早10年目を迎えます。何年経ってもハートサインダンス®︎の楽しさは増すばかり!改めて老若男女、どなたでも楽しめるパフォーマンスだなぁと日々実感しています。

10年目にして初めて固定の場所で教室を定期開催できることになりワクワクしています。

またこの度は弊社のテーマソング「はじまりのうた」も完成しました。

これからたくさん歌ったりパフォーマンスしたりしていきたいと思っていますので、イベントやワークショップなどに呼んでいただけたら嬉しいです。

5.事業者情報

一般社団法人にじいろの森

2013年から職場内で講師活動。2016年に個人事業主となり、自宅で教室を開催していたが、この教室活動が社会的な意味のある活動に発展することを願い2020年1月に一般社団法人にじいろの森を設立。

法人ホームページ

https://hsdance.com

ハートサインダンス®ってなあに?

 

住所:
埼玉県さいたま市西区大字峰岸83番地1ライオンズガーデン大宮指扇1105

メールアドレス:
k.mori@hsdance.com

電話番号:
090-9674-0804

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