アラフォーって日本の世代別人口のちょうど真ん中のお年頃。がんばってキレイにしてればまだ若くも見えるけど、疲れて手を抜くとオバサン化。
好きなファッションと似合うファッションが乖離してきて、年相応の恰好をすべきか、気にせず気に入ったものを身に着けるべきか悩むのは私だけではない・・・はず。
あんなに楽しかったオシャレも面倒になって、とにかく楽な恰好をしたくなっちゃう今日この頃。
そんな40代のアクセサリーは今、私たちが若い頃よりも重要なアイテムになっているのです。
そこで今回は、アクセサリーの変遷と場面別に4つのアクセサリーをご紹介します。
1.アクセサリーは太古の昔から存在していた!
アクセサリーで最も古いものは紀元前3000年古代エジプトのものだそうです。
5000年も前の大昔から、流行は変わっても、
手に入るさまざまな素材でアクセサリーをつくりたい!
そして身に着けたい!!
また、耳や唇に穴をあけてまでも身を飾りたい!!!
この不思議な欲求は人間だけのもの。
アクセサリーは着けない!という潔い人もいるけれど、女子ならたいていは小さいうちからアクセサリーが大好きで、宝石箱や宝物箱を持っていたはず。
ただその箱の中身は40代ともなると、ふたが閉まらないほどに数が増え、絡まったネックレス、片方になったイヤリング、入らなくなった指輪なんかでぱんぱん。でも、たくさんあるのに、いつも着けるのは同じネックレスとイヤリング・・・。
そんな宝石箱の中身を、たまには虫干ししてみてはいかがでしょうか。
2.気軽にまとう日常のアクセサリー
まずはいつも着ける定番のアクセサリー。
細いチェーンにちいさい石かチャーム。どんなファッションにもあわせやすくて、主張しすぎなくて、軽くて、お気に入りのネックレス。
成人のお祝いに親からもらったとか、昔の彼氏がくれたとか、はじめてのお給料で買ったとか、ちょっと思い出もあって特別にお気に入りになったもの。
イヤリングも、ちいさくて軽くて、いつものネックレスと合わせて着けられる控えめなもの。
なんでもない一日、リラックスして過ごせる友だちとのランチ、気を張らなくて良い通常業務の日、そんな日はアクセサリーも肩ひじ張らないものが一番です。
3.気張りたいときに鎧うアクセサリー
行きたくないけど行かなきゃならない仕事や会議、PTAの集まりとか、会いたくない人に会わなきゃならない日、そして負けられない日など、勝負アクセサリーはちょっと気合が入ります。
なので、気分を持ち上げるために、いちばん大きくて目立つアクセサリーを選びます。
たとえば、ごつめの金属系アクセサリー。尖ったデザインならなお良しです。
いつもなら重いから選ばないものですが、着けていることを一瞬も忘れさせてくれないような大きいイヤリングや指輪にバングル。
手を動かすたびに相手にも自分の目にも入るような大ぶりなアクセサリーで気合を入れます。
そういうアクセサリーが発するメッセージは「負けないよ」「私は強い」「なめんな!」。
家に帰るとぐったり疲れてすぐさま外しちゃうけど、弱る気持ちを支えてくれる強いアクセサリーは、大人の女性ならきっとみんな持っているはず。
それらは古代の勇者が身に着けていた、ヒグマの爪とかサメの歯とか、牛の角とかオオカミの牙とか、あれの現代版と言える戦いのアイテムでもあるのです。
4.冠婚葬祭のアクセサリー
冠婚葬祭といえばパール。とにかくパールを着けていさえすればなんとかなる!というくらいの必須アイテムです。
あの独特の輝き、白い中にも虹のようにいろんな色を含んだ神秘的な光沢、やわらかな丸みは、どんな女性がつけても綺麗に見えるほんとうにフォーマルにふさわしい宝石だけど・・・本物のアコヤ真珠は高くてなかなか買えません。
しかもパールは、宝石類の中では実は唯一劣化するアイテムなんですね。
無機物でできている石と違って、タンパク質を含むためどうしても変質してしまい、その寿命はだいたい30年ほど。
だんだん輝きが鈍くなり、黄色っぽく変色してしまいます。
時を経たアンティークパールにもそれなりの魅力はあるけれど、フォーマルな場所で身に着けるパールはやっぱり白く輝いていなくては!
現代ではありがたいことによくできたフェイクパールがあって、中には本物と見分けがつかないくらいのもの(傷や重さまで再現)もあります。それなら劣化も気にならず、お値段も頃合いです。
特におすすめなのが、昨今開発されたコットンパールで、あっという間に人気が出てすっかり定番となったフェイクパールだけど、こちらは見た目は明らかに真珠とは違いながら、ものすごくよくできた素材で秀逸。
何せコットンで出来ているからすごく軽い!!!
真珠の光沢はないけれど、独特の風合いがあって、安価なのに安っぽくないのも良いです。
プラスチックパールよりも返って高級感があって、卒入学などのセミフォーマルにぴったりです。
その華やかさと軽やかさは、仏事とフォーマルには使えないけれど、普段使いから結婚式の2次会、卒入園式などのセミフォーマルまで幅広く使えるのも良いでしょう。
5.流行を追うならダイヤモンド
ここ最近の流行りのアクセサリーは結構大き目で、存在感のあるものが人気です。
コスチュームジュエリーなどと呼ばれることもある、貴金属や宝石ではない安価な素材でデザイン重視のアクセサリーがここ何年かずっと好まれています。
アクリルビーズなどのデザイン性が上がって、若者だけじゃなくアラフォー世代でも身に着けておかしくないオシャレなものがたくさんあって、しかもプチプラだからついつい買ってしまいます。
大きいアクセサリーの難点は、目につくので印象に残りやすく、毎回同じのは着けにくいこと。そしてやっぱりそれなりに重いから疲れやすい。
アラフォー世代には「疲れない」ことも大事な要素かもしれません(年はとりたくないですね笑)。
ただ40歳を超えて思うのは、やっぱりダイヤモンドなんだ!ということ。
若い頃はダイヤなんて高いだけで色もついてないし買える値段のものは小さいし、怖くて普段着けられないし、そんなお金があるならルビーやサファイアのほうが断然素敵!と考えていました。
でも、ふと立ち寄った宝飾店で、ダイヤモンドってほんとうにきらきらと特別な輝きがあるんだなと気づき、その勢いで買ってしまいました。
そんなに高くない、勢いで買えるくらいの小さいピアスとネックレス。
若い頃よりも、今のほうが気軽に着けられます。
もう光を弾かない、お疲れ気味の肌に輝きを添えてくれる(ような気がする)し、小さいから重くないし、貴金属だから着けっぱなしでも大丈夫だし、ずっと同じのをしていてもダイヤなら許されるし、きちんとした恰好にも普段のヒドイ恰好にもそれなりの格をつけてくれる万能なダイヤモンド。
着け慣れると物足りなくなってきて、もうちょっと大きいのが欲しくなるのがダイヤモンドの魅力(ある意味、罠)なのかも。いや、さらに年をとるからさらなる輝きが必要になるってことなのかもしれません(笑)。
6.おわりにーー
最後に、身に着けないけど、持ってるだけというアクセサリーもあります。
・形見分けでもらった古いペンダント
・母からもらった古風なリング
・離婚しちゃったからもう着けないけど、捨てないし売れない結婚指輪
・片方なくしちゃったけど、大好きな友達がお土産にくれたから大切にとってあるイヤリング。
・子どもがちいさいころつくってくれた、ビーズの指輪。
箱をあけるたびに目に入って、着けはしないけど私を守るアクセサリーたち。
アクセサリーはただのファッション、オシャレの一部ではなく、呪術的な役割が今でもあるのかもしれません。
アクセサリーの起源は、災いからのお守りであり、自然や動物の強さの一部をを我がものとするためのアイテムでもありました。
現代においても、アクセサリーは自分をどう見せたいか、どんな自分でありたいか、気持ちを自分を表す手段の一つなのだと思います。
さあ、明日は何を着けて出かけようか。
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