Webクリエイターがホームページやランディングページなどを制作するとき、クライアントと長くお付き合いしたいと思ったら、多角的な視点でさまざまなサービスを配慮することで信頼が得られます。
この記事では、クライアントに配慮すべきサービスの中でも、これからの時代はマストと言える3つをご紹介します。
1.戦略的PDCAを考える
これは当たり前のことではありますが、Webクリエイターは制作技術と接客が必ずしも比例していないケースが見受けられます。
そのため、現状を把握しながら目的を達成させる方法を模索し、よりベストなサイト運営を図ることが大切です。
サイトは作ったら終わりではなく、作ってから動かしていくものなので、制作はある意味スタートラインに過ぎません。
クライアントと一緒にサイトを育てるためにも、サイトを適切に運用しながら、PDCAを戦略的に運用していきましょう。
たとえば、
■ サイトが当初の目的を達成できているかの確認
■ サイトコンテンツがSEO的に問題ないかの確認
■ 収集された情報を元に対策と目標を再設定
■ 具体的スケジュールと予算の準備
■ 対策実行
■ 効果測定
といったことを下記のようなイメージで行います。
2.SEO対策・広告運用の過去と未来
SEOと広告はビジネスを継続する以上、必要不可欠なものですが、昔と今では考え方や対策が変わってきています。そのため、時代に順応していかないと、クライアントの損失を招きかねませんから十分注意しましょう。
SEO対策は次のように遷移しています。
SEO対策はNGとされていることをやってしまうと、Googleから死刑宣告をされる恐れがありますので、現代に見合った対策を立てて実行しましょう。
現在の広告は次のような種類が主流です。
1.ディスプレイ広告
Webメディアやアプリにおいて、コンテンツとは別枠となる「広告枠」に広告を表示するしくみです。広告枠に広告を表示する主なしくみには、純広告・アドネットワーク・DSP(DemandSide Platform)の3つのパターンがあります。
2.ネイティブ広告
掲載するWebサイトに溶け込む形で表示する広告全般を指します。ネイティブ広告に分類される広告形式の中には、インフィード広告や記事広告(タイアップ広告)などがあります。
3.SNS広告
ネイティブ広告の一種です。Twitter・Facebook・Instagramなどに掲載し、通常の投稿と同じ形式でプロモーション用の投稿を行うことができます。ユーザーの行動履歴を基に、興味関心や年齢層などを細かく指定したターゲティングが可能なしくみが特徴です。
4.リスティング広告
検索エンジンと連動して、検索キーワードとユーザーの行動履歴といった情報を基に、検索結果と同じフォーマットの広告を表示する手法です。属性やエリアといったきめ細かな広告配信指定が可能です。
5.動画広告
動画を使った広告全般を指します。動画自体がタイアップ広告として作成される場合もあれば、バナー広告のように、Webメディアやアプリの広告枠にディスプレイ広告として作成される場合もあります。
6.アフィリエイト
広告を表示するWebメディア・ブログにおいて、特定の成果(コンバージョンやインプレッション)を出した場合に報酬を支払う形式の広告です。アフィリエイトの運用を実現するために必要なシステムはASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)と呼ばれています。
参照 : マイナビニュース【初心者向け】Web広告の仕組みとは? 種類別に効果も解説(https://news.mynavi.jp/article/20200813-1177512/)
このように、SEO対策や広告運用を実践することで、クライアントの利益につながる可能性があります。なので、Web制作にはさまざまな選択肢があることを提案していきましょう。
3.クロスメディアにより効率的に稼働させる
Webサイトを効率的に稼働させるためには、他のメディアと連動させる「クロスメディア」を考えましょう。
もちろん、小規模な事業者や個人間の取引でテレビや新聞などのマスメディアと連動させるのは、予算の問題があります。
しかし、予算の問題がない媒体や専門業者と組んで発信していく方法もあるので、クロスメディア戦略をあきらめてはいけません。
ちなみに、クロスメディアとミックスメディアは違う意味なので、気をつけてくださいね。
4.まとめ
Webクリエイターは、Webデザインやコーディングさえできれば良いという時代は終わりました。クライアントの期待に応えるためにも、制作の現場では今回お伝えした3つのことを配慮したオペレーションを心がけましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。