ブックレビュー

人と人をつなぐハンドメイドイベントの大切さと楽しさと必要性

  • LINEで送る

いろいろなモノが溢れかえり、アクセサリー1つとっても、さまざまな選択ができるようになったこの時代。しかし、2020年を迎えてからは新型コロナウイルスの影響を受け、今や自分にとって本当に必要なモノ、本当に大切なモノを選ぶことが貴重な時代となりました。

でも、せっかくならば世界に一つだけのハンドメイド作品で自分を表現してみたいと思いませんか?

誰とも被らない、まさに自分のためだけのお気に入りが見つかったり作れたり……。そんなオリジナリティ溢れる作品作りを手軽に体験できるのが、今話題のハンドメイドマーケット!

本書は数々のハンドメイド作家を見てきた現役イベントプランナー〝りんね ひとみ〟さんが主催者の視点から見たハンドメイドの世界をたっぷり紹介するものです。

自分で作品を作ってみたい方もイベントに参加してみたいと思っている方も、まずはこの一冊から始めてみましょう。

▼目次

  1. どんどん広がるハンドメイドの輪
  2. 手作りは楽しみがたくさん!
  3. 新しい働き方にもぴったり!手作り作家としての可能性
  4. まとめ

どんどん広がるハンドメイドの輪

ハンドメイドやワークショップと聞くと、皆さんは一体どんなことを想像しますか?

アクセサリーを作ったり、布小物にバーバリウム、アロマなどが最たる例かもしれませんね。

でも実は決して、こうでなくてはならないという決まりごとはありません。大切なのは自分で想像して、この世に一つだけのオリジナル作品を作り上げること。つまり、全く新しいジャンルを開拓することだってできてしまうのです!

でもそんな広い広い海のようなハンドメイドの世界に足を踏み入れるならば、灯台のように目印になる存在があった方が心強いですよね。

そこで、現在活躍中のハンドメイド作家とこれからハンドメイドをやってみたい、もしくはモノづくりに興味のある方とを結び付けてくれるのがハンドメイドマーケットです。

ハンドメイドマルシェや、ハンドメイドフェスタ、といった名称で呼ばれることもあるこれらのイベントは昨今多くの注目を集めています。

もしかするとお住まいの地域や町で、もうすでにイベントが開催されているのを見たことがあるかもしれませんね。

それで、ハンドメイドマーケットが灯台ならば、著者である〝りんね ひとみ〟さんは、ハンドメイドにまつわるイベントを企画し、手作り作家さんたちを照らすいわば明かりのような存在。

好きなモノを作ってみたい!自分の趣味を生かしたい!

仕事に子育てに忙しいけど、何かできないかな?

出店する側はどんな感じなんだろう?

そんな不安や悩みを解消し、実際にイベントに参加するまでの流れまでもがこの一冊に詰められています。

これからハンドメイドを始められる方はもちろん、すでに作品を作られている方にもオススメです。

手作りは楽しみがたくさん!

なんといっても、手作りの楽しみはオリジナルで自分の好きなデザインの作品が作れること。

いくらモノが溢れている時代とは言えども自分の感性にぴったりはまるモノと出会うのは簡単ではないですし、それをたくさん集めたとしてもその全部を身に着けたりお部屋に飾ったりすることはできません。

でも自分の感性で作ったオリジナルならばどうでしょう?しかもそれが他の方の手に渡って、たくさんの人と繋がれたなら……。

きっとあなたが想像する素敵な作品は、他にも素敵だと思ってくれる人がいるはず。作る楽しみだけでなく、同じ趣味嗜好の仲間と繋がれたり感性のぴったり合うお客さんと出会える可能性を広げてくれるのがハンドメイドイベントなのです。

実際、イベントに出店している作家さんたちは作る楽しみだけでなく、人との繋がりや交流を楽しみにしている方が多くいらっしゃいます。

本書はそんなイベントに何度も出店してらっしゃる作家さんの実際の感想や意見も紹介されており、作家さんの数だけ楽しみもたくさん。

作家として嬉しかったことや、接客の際の楽しかったエピソードなどの紹介は目の前でリアルなコミュニケーションが行われるハンドメイドイベントだからこそ感じられることでしょう。

イベントに出店する、つまりお店を出すということは利益や売り上げにもなるわけですが、手作り作家はそれだけを追求しビジネスとして活躍するにはもったいないのです。

新しい働き方にもぴったり!手作り作家としての可能性

ネットやITが普及する中、リアルな人と人とのコミュニケーションをとる機会は昔に比べて少なくなってしまいました。ましてや新型コロナウイルスの影響で希薄化していく人間関係。

そんな中でもハンドメイドイベントは人と人との心の距離が近く感じられる、そんな交流の場でもあります。むしろ今の時代だからこそ必要とされているのかもしれません。

人間はやはり人と繋がってこそ、自分の価値を見つけられるものです。

みんな違ってみんないい。

そう感じられるのは魅力的な感性を持つ、たくさんの人々とのやり取りができるからではないでしょうか。

その中にはきっと、自分の作品を素敵だと思ってくれる人もいるはずです。そんな人と出会えるきっかけになるのも、ハンドメイドイベントの長所ですね。

想像してみてください。

お年寄りから子供まで、幅広い層が集まり自分の作品を手に取ってもらえると考えただけで、なんだかワクワクしてきませんか?

まとめ

屋外で開催されることも多く、新型コロナへの対策として導入された新しい生活様式の中でも気軽に人との繋がりを保つことができるハンドメイドイベント。

それに加えて、ハンドメイドはとても入口の広い世界です。ワークショップの参加はもちろん、ちょっとしたモノ作りは家に居ながら空いた時間で気軽にできてしまいますよね。

子育ての合間にも、仕事の息抜きにも、お子さんと一緒に楽しむことも。自分のスタイルで、自分の好きなことで活躍できるのが手作り作家です。

これからはさまざまな働き方が考えられる中、ハンドメイド作家には今後大いに活躍する機会があるということをぜひ知っていただけたらと思います。

りんねひとみさんの本を読む

コメントを残す

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください