さくらこ

【連載】ルビーの日常〜酵素っていいね

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シェアハウスで暮らす2人の子を持つ女性ルビーの日常を描く連載エッセイの第七弾です。第一弾はこちら

▼目次

1.お疲れのホイミくん

アラーム鳴ってる( ̄  ̄)起きなくちゃ。

(朝6:30)

今日は通勤時間20分程の公共施設での健康診断のお仕事。
階段を降りて。
電気点いてる。
いつもなら~誰も起きてないでども、まだ飲んでる人がいるのか…

ホイミくんが居た。

「おはようございます。ルビーさん。久しぶりですね」

「おはよ。ホイミくん。そだね。久しぶり」

シェアハウスあるああるかも、一緒に住んでいてもそれぞれの生活環境も違うし、あえて合わせることもなく…。

「新潟出張お疲れ様でした。途中お土産送っていただいて、みんなで楽しみました」

先々月は、新潟へ1ヶ月の新潟兼税務署の健康診断のツアーでしたね。
私が戻ってきてすれ違うように、ホイミくんはご実家に2週間の帰省で、久々の再開ですね。

「って、こんな時間に?」

「朝6:30ですね」

「うん。私的に、早朝に住人に会うっていうね。久々の感覚で。自分的に確認ね」

「昨夜、会社で編集してて、終わらなかったけど帰りたくて、始発で帰宅して、本日納品の作品を仕上げてました」

ホイミくんは学校卒業してから就いたお仕事をやめて、得意だったPCでのデザインとかイラストとかするお仕事してるんだよね。

「今日は会社行くの?」

「午前中にクラウドで納品したら、在宅とフレックス利用してがっつり休みます」

なんとなく一安心。

「そか、私は午前中で仕事終えるから、起きてたらお昼ご飯一緒にいかが?」

「え。嬉しいです。家事もしたいし、ルビーさんに相談事もあるから、リビングにいますね」

珍しいね。ホイミくんが、相談ね。
サクサクお仕事して、帰りましょうね。

2.思わせぶりなサトシ君

(13:30)
「ただいま」

いつも通りに玄関の鍵はオープンです。
返事がないから誰もいないか。
リビングのドアを開けると

「おかえり」

サトシ君がソファーで転がってた。

「あら。今日お休みだったのね。この時間に会うのは久しぶりだね」

サトシ君とはふんわり楽しく、フェスに一緒に行ったりの仲良しだよね。


サトシ君って誰?という方は
こちら
↓↓↓

【連載】ルビーの日常〜サトシ君


「10時頃にホイミくんの掃除機と洗濯機の音で起こされて、ヘトヘトのホイミくんを手伝ってさ。
ルビーとランチの約束とか言ってたけど『無理すんな!』って俺が寝かしといた」

「それはそれはお疲れ様でした」

「お疲れ様。シャワー入っておいで。出たらワイン飲む?」

え。まあ飲むけどさあ。なん?今日はその感じ?

シャワーに入って、すっぴっん濡れ髪でリビングへ

「こっちにきて」

サトシくんがソファで手招きする。
おばさん動悸がしちゃうわよw

「何?酔っ払ってるの?」

「まだ飲んでないよ、肌荒れしててさあ。見てよ」

そういう感じね。おばさん勘違いしちゃう。

「肌荒れしてる?いつもどおりきれいだけど。最近みんな忙しかったもんね」

「ルビーがいないと俺は全てガサガサだよ…もうどこにも行かないで」

サトシ君は性別も年齢も超越した、人たらしなところがあるのよね。
サトシ君のことを好きな子がいたら、すぐに抱いちゃう。(彼なりの優しさらしいです)

3.腸活ツマミで肌荒れ改善しちゃおう

さて髪を乾かして。
戻ると、無防備にくつろぐサトシ君。

「サトシ君が肌荒れが気になるなら、発酵食品で腸活して改善プランはいかがかしら?」

「発酵?気になる~。さすが、俺のルビー」

「ありがとう~サトシ君のルビーです笑笑」

何も言わずにササっと手を洗って準備し始めるサトシ君。

「あ。ビール飲もう。ルビーはワインが良い?」

「私もビール飲みたい」

「乾杯!」
「乾杯!」

そういうとこよなあ…小さな気遣いの幸せ。

発酵???って身構えなくても、私たちの周りには
味噌、しょうゆ、納豆、漬物、ヨーグルト、チーズ。
たくさんの発酵食品があるのよね。
腸活の効能たっぷりメニューにしようかな

「ルビーAI発動」

「マジか。新機能!アラフィフにも搭載されちゃう時代なのね」

時々、失礼なサトシ君。まあいいけど。
冷蔵庫内を捜索して、その中からできるメニューですね。

「新潟出張土産のわさび漬けも酒粕ベースだから酵素たっぷり。
冷凍アボカドとおしょうゆで和えたら、完成」

アボカドとわさび漬けの和物が完成。

「ルビーAIイケてる~」

「てへ」

小松菜を洗って食べやすい大きさにザクザク切ってボウルへ。
沸かしたお湯をかけて小松菜を浸す
1分程田経ったら湯を切って冷水を通して水気を絞る
ボウルにしょうゆ、酢、すりごまを好みの量で混ぜたら、小松菜とちぎった海苔と和える。
小松菜と海苔の和え物のできあがり。

「これはどのへんが腸活なの?」


「小松菜の鉄分が腸内環境のバランスを整えるから!っていうのがアンサーなんだけど、小松菜の鉄分含有量は野菜の中でもトップクラスなのよね。さらに海苔をプラスしてより多くの鉄分と食物繊維もミネラルも摂れちゃう。
酢を入れることで吸収率もアップするんだよ。
もっと嬉しいのは鉄分摂取で認知機能向上ってすごくないか?」

「アラフィフ ルビーAIの搭載は鉄分のおかげだね~」

おい~また失礼発動~
まあいいけど…

「味噌も発酵してるから酵素だよね?にんじんと大根ときゅうりがあるから、野菜スティックにして味噌ディップする?」

サトシ君の提案。嬉しい。一緒にお料理するの楽しい。

「善きだね。相乗効果させたくなっちゃう!アラフィフ ルビーAI発動。味噌とにんにく合わせよう。
にんにくに含まれるオリゴ糖や食物繊維が腸内環境を整えてくれるんだって、美肌成分でもある強い殺菌作用がある成分もにんにくにはあるから食べ過ぎは良くないけどね」

野菜をスティック状にカットして、味噌と刻んだにんにくとオリゴ糖(液状)を混ぜて、
味噌とにんにくディップ野菜スティックの完成。

「あとは俺がやるから、ルビー座ってて」

「え。まだ前菜程度しかできてないし。お肉にしようか、お魚がいい?」

「朝から仕事してきたんだから、ありがとう、座っててよ」

ひょいと抱えられて、優しくソファーへ放られた。

4.いつメンで過ごせる幸せ

(15:00)

「ただいま」

「おかえり」
「おかえり」

タツくんのご帰宅。

「出かけてたんだね。パチンコ?」

「今日は楽ちゃんの店のランチの手伝いしてきた。いつものバイトがドタキャンで、朝9時頃に楽ちゃんが泣きのお願いだった」

リビング通らないで、お部屋→階段→玄関て出発すると気が付かないね。

「お疲れ。ビールどうぞ。
俺とルビーのラブラブ時間を邪魔しよって!」

「え。二人でラブラブだったんだ。っつか、なんそれ」

「やめとけ 笑笑。ホイミくんお部屋にいるし。言うほどラブラブでもないけどね」

「ラブラブでもいいけど 笑
腹へった~。早く帰りたくて賄い持ってきたから食べよう。
最近肌荒れしててさ。野菜多めのメニューにしたわ」

「え。まじで俺も肌荒れしててさ、ルビーにラブラブ甘えてたところ」

「やめとけって 笑。甘えられてはないけど。
腸活、肌荒れ改善ツマミを二人で作ってたんだよ」

「お帰りなさい。おはようございます」

いいタイミングでホイミくん登場しました。

さて。ほぼ揃ったところで、乾杯しましょう。

「乾杯!」
「乾杯!」
「乾杯!」
「乾杯!」

「このつまみが腸活なのか」

「俺とルビーの愛の共同作業ね」

「やめとけ 笑。
で。ホイミくんは私に相談てなんだった?」

「ご多分に漏れずで、僕も肌荒れしてまして。食生活も乱れてたので、相談したかったんです」

みんな同じお悩みだったね。

「俺のルビー。みんなも肌荒れしちゃうから~もうどこへも行かないで」

「はい、サトシ君のルビーよ~ ってやめとけ 笑」

今日のサトシ君は何モードなんだろうね。おもしろいけど。

「あ、そういえばこの間、遊びにきてた楽の友達の女の子が、サトシ君かっこいい~彼女いるのかな?って言ってたよ」

「そうなのねえ、会う会う。
早速連絡しておいて、わくわく」

今日もいつも通り、楽しいシェアハウスです。

To be continued…

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