東京都文京区、東京ドームに近い商店街の一角にあるお店Chialala(以下、キィアララさん)は、無添加で健康的なペットフードやペット用のお洋服、ケア用品、さらにはお預かりサービスを展開しています。
可愛らしい店名の由来は2匹のワンちゃん、キィアちゃんとララちゃんの名前からとったそうです。残念ながらララちゃんは既に他界されているのですが、ペットのお預かりサービスはそれがきっかけで始めたとか。
この記事では、キィアララさんの沿革や現在の様子、今後の展望について伺ったインタビューをご紹介します。
ーーお店を始めたきっかけは何だったのですか?
キィアララさん:私は雑貨やお洋服が好きでアパレル関連の仕事をしていました。自ら海外に行って見つけた掘り出し物を売るのが楽しくて。ホテルの内装デザインを手掛けたこともあります。なので、最初はお洋服やさんでした。
現在の場所は別のところから移転してきたのですが、当時勤めてくれていた女の子たちが、ワンちゃんグッズを仕入れてみてはどうかと提案してきたのです。それが2007年か2008年のこと。
実をいうとそのときは、今ほどペット愛があったわけではないのです。でも、いざ販売するとなれば、知識がないといけないと思ったので、まずは犬の骨格とか体型、健康維持などについて学びました。
それでワンちゃんグッズを販売し出したら、今度は彼女たちがお店でワンちゃんを飼ってみたいと言い出して飼育を始めました。でも彼女たちは結婚や出産で退職してしまったので、私が育てることに。
それで、もっと犬のことを勉強しようと、ちゃんと資格も取りました。
キィアララさんの資格一覧ーーお店ではどのようなグッズが人気ですか?
キィアララさん:一番人気はマザーカートに取り付けるラプレLジャバラフードカバーですね。オーガンジータイプの白のおリボン結びとフリルがセールスポイントで、お出かけやお散歩のとき、愛犬を紫外線から守るためのものです。
またお洋服については、コロナ禍で取引先が撤退してしまったので、自分でブランド作りました。
その他、ふわふわとオイル感で自然治癒力のオイル効果が期待できる石けん(Lakizuna)もおすすめです。愛犬の健康のために、ぜひ一度お試しいただけると嬉しいですね。
ーーペットのお預かりサービス(シッターホテル)とはどのようなシステムなのですか?
キィアララさん:長時間の外出や出張など、ペットを連れて行けない方のためのサービスです。ただ、お預かりすると言っても、よくある施設のロッカーで管理するのではありません。
短時間の場合は店内、お泊りの場合は信頼できるシッター宅でお預かりするのですが、お家と同じように過ごせるストレスを溜めない環境を整えています。
ワンちゃんは飼い主から離れるとストレスが溜まったり、他の子もいるから病気になったりする可能性があります。私もララが亡くなったとき、キィアちゃんをホテルに預けたかったのですが、そういうリスクからホテルは止めました。
だから、シッターさんがいたらいいなという思いから、お預かりサービスを始めました。信頼する仲間もいるので、安心してお出かけいただけますし、ワンちゃんのほかネコやうさぎなども対応可能です。
お預かりサービス詳細ーー今後の展望をお聞かせください。
キィアララさん:私には夢があります。犬を亡くした人ならわかると思いますが、夜空を見上げて天国のワンちゃんと話すというか交信できる場所を作りたいです。体はなくなっても魂は生きていますし、人の記憶に残っている以上、彼らはまだ生きていますから。
場所はインドネシアの島なのですが、そこで今でいう樹木葬をやるイメージです。またお洋服や石けんの販売、シッターホテルもそこでやりたいですね。世界中のペット好きな人がお越しいただける場所です。
なぜ、インドネシアなのか。それは友人が持っている島があるのですが、そこにホームステイしたことがありまして。
それまでは星空を見て感動することはなかったのですが、そこで見る星空は本当に綺麗で、ぜひ見ていただきたいと思っています。
おわりにーー
いかがでしたか。ペット愛と素敵な夢をお持ちのキィアララさん。インタビューを通じて、その夢はきっと叶うと筆者は思いました。
ペット関連のお店はたくさんありますが、ペットも飼い主も満足できる充実したペットライフを送るためにも、ぜひ一度お店をのぞいてみてください。
キィアララさんホームページ