バブル崩壊からリーマンショック、東日本大震災、さらにはコロナ禍を経て時代は大きく変わりました。またそれに合わせて私たちの働き方も多様化しています。
そんな中、注目されているのが、複業(パラレルワーク)やリモートワークを取り入れた「ハイブリッド習慣」です。
この記事では、ハイブリッド習慣とは何か?そのメリットや注意点、始め方についてステップバイステップで解説します。
▼目次
1.ハイブリッド習慣とは?
ハイブリッド習慣とは、普段はオフィスで働く方がオフィスと自宅やカフェでのリモートワークを組み合わせた習慣のことを指します。
ハイブリッド習慣は、COVID-19パンデミックの影響により、多くの企業がリモートワークに切り替えたことが背景にあります。この新しい習慣は、従来の働き方や学び方に比べて柔軟性が高く、生産性や効率性が向上するとされています。
2.ハイブリッド習慣の具体的事例
ハイブリッド習慣は具体的に次のような事例が挙げられます。
1.リモートワークとオフィス勤務を組み合わせた働き方
たとえば、週のうち数日はオフィスで働き、残りの日は自宅やカフェなどでリモートワークをするといったスタイルです。これは、交通費や時間の節約、自分のペースで働くことができるなどのメリットがあります。
2.オンライン学習と対面授業を組み合わせた学び方
スキルアップやビジネス系の講座でも、今後はオンライン学習と対面授業を組み合わせたカリキュラムが増えると予想されます。オンライン学習では自分のペースで学ぶことができ、対面授業では講師や仲間との交流が可能です。つまり、効率的な学習と社会性を兼ね備えた学び方ができるようになります。
3.オフィスや学校以外での働き方・学び方
カフェやコワーキングスペース、自宅の外にあるワーケーション施設など、新しい環境での仕事や勉強するライフスタイルです。とりわけワーケーションは地方創生の一環としても注目されています。
3.ハイブリッド習慣のメリットまとめ
ハイブリッド習慣のメリットをまとめると次のようになります。
・自由度が高い:自分の都合に合わせて働くことができる。
・収入が増える:複業で別の収入源を持ち、安定した収入を得ることができる。
・ストレスが減る:通勤時間を削減することで、満員電車のストレスが減る。
・時間が有効活用できる:自宅で仕事をすることで、家事や育児の合間に仕事ができる。
こうして考えると、ハイブリッド習慣はこれからのライフスタイルにおいて主流になるかもしれません。
4.ハイブリッド習慣を実践するための4つのポイント
ハイブリッド習慣を実践するためには、ここでご紹介する5つのポイントが重要です。
(1)コミュニケーションの確保
リモートワークやオンライン学習でのコミュニケーションは、対面でのコミュニケーションとは違うため、適切なコミュニケーション方法を模索する必要があります。そのため、なるべくビデオチャットやオンラインツールを利用して、相手の顔が見える環境を確保しましょう。
(2)自己管理能力の向上
自宅やカフェなどで働く場合は、自己管理能力が求められます。とりわけ在宅ワークは、子どもの面倒やサボり癖、来客などで仕事に支障が出ることが少なくありません。時間通りに作業を終えたり、集中力を維持したりするためにも、労働環境を整えることが大切です。
(3)バランスの取り方
前項に通じるものがありますが、在宅ワークの場合は家庭と仕事や学校のバランスを取ることが重要です。オフィスや学校と自宅での時間の使い方を調整し、ストレスをためないようにしましょう。
(4)新しい環境での仕事や学習の適応力
オフィスや学校以外の場所での勤務・学習には、新しい環境に適応する力が求められます。慣れない場所での仕事や学習はストレスを溜めることが少なくありません。そのため、定期的に場所を変えたり(自宅とカフェを交互にするなど)、環境に合わせて工夫したり(PC画面の背景や部屋の模様替え)することが大切です。
このように、ハイブリッド習慣は柔軟性や効率性を高める一方、新たに発生する課題もありますので、適切な対策を取りながら柔軟な働き方や学び方を実践していきましょう。
5.ハイブリッド習慣の始め方
ここまでは自分からというより、会社や学校の都合といった周囲の環境でライフスタイルが変わることによるハイブリッド習慣に対して、メリットや留意点をお伝えしてまいりました。
ここからは自ら進んでライフスタイルの充実を図る方に向けて、ハイブリッド習慣の始め方をご紹介します。
自分からハイブリッド習慣を身につけるには次の3つがおすすめです。
(1)リモートワークを希望する:会社にもよりますが、会社がリモートワークを推進しているなら、協議して週に数日は在宅ワーク希望してみましょう。
(2)学び直しや新しい成長分野での学び:自己投資として、オンラインでの講座や勉強会に参加することでハイブリッド習慣が身につきます。また新たな知識やスキルも身につくので、仕事の幅も広がるでしょう。
(3)複業を始める:リモートワークにより生まれた時間を自分のスキルや興味に合わせて、オンラインビジネスを始めるのも良いでしょう。最初は短時間から始めて、慣れてきたらもっと時間をかけて本格的に収入を増やして(売上UPを目指して)いきましょう。
複業事例:会社員 月〜金 9:00-16:00 時短勤務、事業(たとえば自宅で配信可能なExcelオンライン講座の講師など)月水金 19:00-21:00・土11:00-13:00
受講者が増えれば、会社員と同じくらいの収入を得ることは可能です。
ちなみに、複業(パラレルワーク)と副業(ダブルワーク)は全く違います。前者は生計を立てる仕事を複数やることで、副業は本業だけではな生計が立てられないためにやるものです。
ここでおすすめしているハイブリッド習慣は、複業によるライフスタイルの充実や変化に対する柔軟な行動力を身につけることなので、勘違いしないように気をつけてくださいね。
6.まとめ
ハイブリッド習慣は、多様な働き方を取り入れることで、自分自身のライフスタイルに合わせた職業に就けるメリットがあります。とりわけ複業は、時短勤務や通勤がなくなったことで使える時間を有効活用するので、収入アップのチャンスです。
この機会に新時代を生き抜く知識やスキルを身につけて、自分らしいライフスタイルを手に入れましょう。