子どもが寝ている間はゆっくりできる!わけもなく、家事やパートの時間に追われ、それが終わって「やっとゆっくりできる!」と思ったら、子どもが起きてしまう・・・。
そんな「子育あるある」によって、お部屋やキッチンなどのお掃除が行き届かず、ストレスを溜めているママたちに朗報です。
この本は、片づけ防災マイスターの新井真由美さんが、子育て中の実体験に基づいて書いたものです。
世の中のママたちは本当に大変。
でも、いつもキレイなお部屋やキッチンでゆったりまったりできたら、生活の快適さは格段と上がるのではないでしょうか。
ただ、そうは言っても、
・具体的な整理収納のやり方がわからない
・片づけはしているのに2〜3日経つすぐ散らかってしまう
という方もいらっしゃると思います。
新井さんの本はそういったママたちが、片づけ術を身につけてストレスフリーな生活ができるようになる内容です。
もくじ
第1章 片づけは自分の時間が生まれる最適ツール
第2章 財布の中を整理すると買い物が楽しくなる
第3章 玄関をキレイにすると便利さが高まる
第4章 キッチンを片づけると料理が楽になる
第5章 片づけで人生が変わったイライラ女性の笑顔溢れる子育て
第6章 誰でも今すぐできる片づけの4ステップ
第7章 やってみよう! 買い物が楽しくなる「財布の片づけ」
第8章 やってみよう!便利さが伝わる「玄関の片づけ」
第9章 やってみよう! 料理が楽になる「キッチンの片づけ」
第10章 片づけがもたらすストレスフリーな毎日
第1章は無料公開しますので、ぜひ読み進めていただき、もし興味を持たれましたらご購入いただければと思います。
第1章 片づけは自分の時間が生まれる最適ツール
世界で唯一平等なモノ、それは「時間」です。
私は尊敬する方から教えてもらいました。お金持ちでもそうでなくても、大人でも子どもでも、1日24時間というのは、変わらない。でも、自由に使える時間は人によって異なる・・・と。
私が、この言葉をきちんと体感できたのは、片づけを学びスッキリした家を手に入れたときでした。
私は幼い頃から結婚して子どもが幼稚園に入るまで、片づけが大の苦手で、片づける意味も得もないと思っていました。
3人兄弟末っ子の私はなかなか私室を与えられず(部屋数の問題で)初めての部屋は、父に改造してもらったリアル屋根裏部屋でした。
その後、ようやく得た普通(?)の部屋は、収納の全くない6畳洋間。
6畳洋間に、まずベッドや机のほかにタンスなどの収納家具を購入します。そして、モノの整理もせず、ただかわいい収納家具を選び詰め込む。しまいには、収納しきれなくなったモノが机やタンスの上や床に溢れかえっていました。
しかし、そんな散らかり放題の部屋で見つからないモノがあっても、片づけをすることはなく・・・イライラしながらの探し物や「友だちが来るから」と大慌てで収納家具への詰め込みは日常茶飯事で、探し物が見つからないことがなくなるなんて考えもしませんでした。
こうした状況は、きちんと片づいた部屋に住んだことがないから、片づいた状態の便利さやお得感を知らなかっただけなんですね。
実を言うと、片づけは得だらけなんです!片づけをするとお金の得、心の得、さらに時間の得が手に入ります。
お金の得は単純に、片づいていることで何がどこにあるのか管理しやすいので、失くしものが減ります。その結果、どこにあるかわからずに『二度買い』したり、ないと思ってまた買ってしまう『二重買い』をしたりすることを防げます。つまり、お金のお得(節約)を手に入れることができるのです。
心のお得は、ストレスの度合いが違います。人は視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚の中で、視覚からの情報が80%と言われています。散らかった部屋では、その80%の中に不要な情報がたくさん入ってくることになり、ストレスが多くなるんですね。でも、片づいていると不要な情報が減るため、ストレスも減り心のお得を手に入れることになります。
そして、時間のお得は、片づいているとことで『探し物の時間』や『家事の時間』を減らすことができます。それらの時間を減らすことで生まれる『時間の余裕』これこそ、子育て中のお母さんが、最も手に入れたいものではないでしょうか?
・コーヒーをゆっくり飲む
・録りだめしたドラマを見る
・趣味を楽しむ
・・・など、私は24時間のうち1時間でもいいから、こんな時間を手に入れたいと思っていました。
そして、私はこれらの時間を『片づけ』によって手に入れることに成功したのです。片づけは、自分の時間をつくるための最適ツールといえます。
ただそうは言っても、どのような片づけをすればよいかわからない方もいらっしゃるでしょう。そこで次章から、具体的な片づけの方法をお伝えしていきます。
キーワードは『買い物』です。