この記事では、IT出版の代名詞、株式会社まんがびとから電子書籍を出版された著者様やその作品を紹介しております。
埼玉県坂戸市でカフェ(アロマデザインカフェアンジー)を経営する戸田雅子さんは、2020年5月、開業から1周年を記念してカフェ起業の軌跡を綴った作品を出版されました。
戸田さんのお店はコミュニティカフェというコンセプトで運営されているのですが、文字通り地域コミュニティの一端を担っております。コロナ禍という今の難局を乗り切るには、戸田さんのようなコンセプトが必要不可欠です。
また著書ではカフェを開業するまでの日々がリアルに描かれており、これからお店をやりたい方・起業を考えている方には参考になる部分が多いので、一読の価値があるでしょう。
そして今回、読者の一人から著書の感想をいただくことができました。
読者アンケートの回答(一部ネタバレあり)
読者様:Yさん・40代女性
※読者様の言葉を尊重して、原文のまま表示しております。
1.本を読んでどんな気持ちになりましたか?
→表紙のふんわりとやさしいタッチのイラストが、著者本人の人柄を表しているようでホッとします。淡い色調で、穏やかに幸せを届けるような画風が心に残りました。本を読んだ際も、イラストのようにやさしく穏やかで、肯定的な表現が多く、スッと自分の気持ちに寄り添うような感覚になります。
2.本を閉じた後、何かしら行動しようと思いましたか?
→行動しようと思いました。パートだった著者が、1つずつタスクを達成することで、個人事業主になるという夢を現実化させたところが印象的です。わたし自身も、雇われながらやりたいことを細々と行ってきましたが、起業することへの可能性が拓けてきています。特に1章のやりたいことを手書きで紙に書き、壁に貼っていたところが心に響きました。
3.本の内容について良かったことは何ですか?
→店を開くまでに必要なことや、手順が章立てして分かりやすく書かれていたところです。屋号の決め方やその大切さ、起業するメリット・デメリット、お店の内装造りなど、開業を現実化するのに欠かせない要素が整理されています。また、開業でネックになる「お金」の部分で著者の努力と知恵を感じました。特に、資金調達(融資)のリサーチと、物件を一からリノベーションしてこだわりの空間に仕立てた部分が印象に残っています。最終章で手順がまとめられているのも良かったです。
4.本の内容について残念なところはありましたか?
→本を執筆した次点でカフェに関わっているシェフなど、ご紹介してるところはとても素晴らしいと思います。その一方で、ずっと同じシェフがカフェに携わっているとも限らないので、その部分は書き方を工夫した方が良かったかもしれません。数年後にこの本を読んだときに、すでにシェフが変わっているかもしれないので。
5.本はどんな方におすすめだと思いましたか?
→自分の住んでいる街で何か貢献したいと思っている人、お店を開きたいけど何から始めたら良いか迷いのある人、やりたいことがたくさんあるけど絞れない人。
おわりにーー
Yさん、この度は読者アンケートにご協力いただきありがとうございます。
戸田さんの著書は、専業主婦の方やパート・アルバイトの方でも十分に起業を目指せる内容です。なので本書が今後の女性起業の起爆剤となり、地域活性化につながれば幸いです。
また筆者自身が編集に携わったこともあり、一人でも多くの方が戸田さんのお店を利用いただき、新しい発見や自分なりの気づきがあればと思っています。
戸田さんの本を読む