夕月もも

開業1年で実力派セラピストとして活躍するBelieverの魅力| 事業者インタビューvol.11

  • LINEで送る

大手企業を脱サラして、たった1年で予約がすぐ埋まる人気のフットセラピストに。最近は産業カウンセラーの資格も取得され、「目指すは心も身体も癒すケア」というBelieverのYURIさん(以下、YURIさん)にお話を伺いました。

YURIさんが魅せられたフットセラピーとは?

kaoleft

YURIさんは現在、出張フットセラピストとして、呼ばれればどこへでも出張して施術をしつつ、月に数回はイベントに出店していらっしゃいます。

ーーフットセラピーのお仕事を始めようと思ったきっかけを教えてください。

YURIさん:元々は大手企業で原価管理の仕事をしていました。仕事はそれなりに面白く、だんだん責任のある地位もまかされてやりがいはあったのですが、やはり多忙すぎるというのがネックでした。

実際、昇進するにつれて部下には厳しいことも言わなければならなくなり、それは仕事として当然のことではありますが、このまま一生続けるのか?それは私に合っている仕事なのか?家族との向き合い方や一緒に過ごす時間は・・・と悩み始めました。

そんなとき、定年が5年伸びたこともあって、この仕事をその定年までずっとやるのは自分のやりたいことではないと感じ、思い切って以前から興味をもっていたフットセラピーの勉強を始めたのです。

やはり忙しさなどでメンタルをやられてしまう人を多く見てきていましたし、自分もそうなってもおかしくないと感じていました。

会社という組織の中では、そういう人をケアしたいと思っても直属の部下しか見ることができません。相談室(カウンセリングルーム)への異動という手段もありましたが、組織に属さないほうが自分のやりたいことができそうな気がしていました。

心を病んでしまってから病院にかかるより、そのもう一歩手前でたくさんのひとをケアできたらいいなと考え、その手段に私はフットセラピーを選びました。

 

ーーなぜフットセラピーだったのでしょうか?

YURIさん:足つぼには以前から興味がありました。自分がむくみや冷えのある体質で、我流で足つぼを押してみたりもしていましたが、仕事を辞めようと決めてから、雑誌で見かけて気になっていた「世界一痛い足つぼ」を受けに行ってみたのです。

「どれだけ痛いんだろう」と興味津々で受けましたが、意外と平気でした(笑)。

またそのとき一緒に受けたメノウロミロミというのがあって、こちらは「かっさ」という器具で頭をマッサージしてもらうのですが、むしろこちらの方が衝撃的な痛さでした。

現代では肉体労働よりも頭を使う仕事、気を遣う仕事が多いので、体がおろそかになって頭だけがぱんぱんに疲れちゃうことって多いと思います。

自分もそうだったからヘッドマッサージがあれほど効いたのかもしれません。それで、フットケアと一緒にクラニアル(頭蓋骨調整)も学ぶことにしました。

クラニアルは、足や頭を触ることで緊張をゆるめ、心もゆるめられるんじゃないかと思っています。

頭から全身を整えるクラニアル

kaoleft

いきなり世界一痛い足つぼに行っちゃうところがすごいですね!

ーークラニアルというのは聞きなれない単語ですが、どのような施術なのでしょうか?

YURIさん:頭蓋骨にちいさな圧力をかけて、神経系・筋膜形成・経路などから全身を整えていくセラピーです。頭をそっと優しく押していく手技なので、髪も乱れないし、服装もそのまま座ったまま施術できるので、フットセラピーに比べてお客さん側も受けやすいですよ。

クラニアルは、デスクワークの方・考えすぎてしまう方・眼精疲労・頭皮が凝っている…という方におすすめです。

フットセラピーだと、素足を出すのに抵抗がある方がいると思います。また冬は寒いですし、夏は汗ばむのでやはり気になって受けづらいと感じる方もいらっしゃいます。

それもあってクラニアルというセラピーの手段がもうひとつあるのはメリットだと感じています。

kaoleft

なるほど。足と頭という、人体の末端からケアしてもらうというのはリラックスにとても良い手段という感じがしますね!

一経営者として思うこと

ーー起業して1年経ったいま、どのように感じていらっしゃいますか?

YURIさん:半分くらいはやりたいことができているなと思っています。

フットセラピストとして起業した後、さらに産業カウンセラーの資格をとりました。いずれはどこかの企業に身体のケアもできるカウンセラーとしてつきたいなと考えています。

その夢に向けて、会社員時代にお世話になっていた方に相談に行きました。現場を知る人たちが、とてもよいアイディアだとおっしゃってくださったので、実現に向けて形にしていくところです。

疲れた方を癒したいと思って始めた仕事ですが、イベントに来られるというのはまだ元気のある方です。「あー疲れたなあ」って自覚できて、「そうだ、足を揉んでもらおう!」とか「ヘッドマッサージしてもらおう!」と考えられるのは健康な思考ですよね。

病院に行くことが必要な「病んでしまった」方とは逆の意味で、私が本当に手を伸ばしたい人にはもうひとつ届かないのが現状です。だから私は、病院へ行かなければならないほどではないけれど、ギリギリの所でがんばっている方に施術を届けたいと願っています。

日本ではまだ産業カウンセラーの認知が浅く、企業にカウンセリングルームがあっても、当事者には心理的なハードルがあって活用しきれていない状態です。カウンセリングだけも、体のケアだけでもなく、心と身体の両方からアプローチすることで一人でも多くの方の笑顔を増やしたいと思っています。

心へのアプローチを忘れない体のケア

kaoleft

私もYURIさんのフットセラピーを受けてみました。

「世界一痛い」わけではありませんが、場所によってはけっこう刺激的でした(笑)。ただ痛いけど「効いているな~」という感触で、終わった後は靴がゆるゆるになるほどむくみがとれて驚きました。

自分の足がそんなにもむくんでいると思わなかったのでびっくりしたのですが、「現代人は頭でっかちで体のケアを忘れている」ことを自覚させられました。

施術の間の会話にもカウンセラーらしい心遣いがあって、つい体の症状の話から家のこと・仕事のこと・心のことなど、会話が広がり足や頭のセラピーついでに心もほぐしてもらっているような気がします。

産業カウンセラーの現実は初めて知りましたが、心療内科に行くよりハードルがグッと下がるので、今後はもっとありふれた悩み相談の窓口になると感じました。学校なら保健室の先生みたいな感じでしょうか。

YURIさんの安定したトーンの声・華奢なのに力強い指・いつも穏やかに微笑んでいる表情など、かつてはバリバリのキャリアウーマンだったとは信じられないほど、人を癒す仕事に生まれついたかのように見えました。

日本中どこへでも出張できるそうなので、気になった方はぜひ公式情報をご覧ください。

BelieverのホームページやInstagram(インスタグラム)など、公式情報は
以下をクリック(タップ)
↓ ↓ ↓

Believer公式情報

コメントを残す

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください